年齢別のお手伝い
産まれてからお世話をしてもらう側だった赤ちゃんが成長し、自分のことが出来るようになり、パパやママの姿を見て『僕も(私も)やってみたい!』と言ってきたとき、大きくなったなと改めて感じることと思います。
一方で、大人がやればすぐに済むことを子供に頼めば何倍もの時間がかかります。手を出したくなるときもありますが、子供の意欲を尊重し、見守ることが大切です。下手でも、できたことを探してとにかく褒めましょう。
お手伝いは、家族のコミュニケーションのひとつです。お手伝いをしながら会話が弾んだり、子供の得意なこと、苦手なことが新しく発見できるかもしれません。また、頼まれたことを最後までやり遂げる責任感が身についたり、褒められたり認められることで自信がつき、自己肯定感を高めることができます。
子供にとって無理なく出来る範囲で、何を頼めばよいのかご紹介します。最後には必ず『ありがとう』の言葉をかけてあげてください。パパやママからの『ありがとう』は、子供にとってとても大切な宝物になることでしょう。
2歳
- ●食器・モノ運び
- ●靴ならべ
- ●ハンカチ・タオルたたみ
人や動物のマネをしたがる2歳ごろには、パパやママのまねっこ遊びのひとつとして、スプーンやフォークを運んだり、自分の脱いだ靴をならべるなど無理なく挑戦してみましょう。
3歳~4歳
- ●洗濯物をたたむ
- ●食事の準備
- ●簡単な料理
- ●簡単な掃除
子供用の衣類や小さめの洗濯物をたたんだり、混ぜる・こねる・形成するなど手先が器用になってきた3歳以降にオススメです。
卵をわったり、野菜を洗うなど4歳ごろからは、食材と触れる機会が増えると楽しめるかもしれません。
掃除では、簡単な雑巾がけやごみの分別が出来るといいですね。
5歳~6歳
- ●洗濯物を干す
- ●食事の準備
- ●料理
- ●掃除
- ●ペットの世話
力のついてきた5歳ごろでは、洗濯物を干したり、家族の分の食事の配膳、掃除のサポートが良いでしょう。
6歳になると、少し難しいことも出来るようになるので、お米を研いで炊いたり、野菜の下ごしらえに挑戦してみましょう。また、ペットの餌やり・水の交換・散歩を任せると、様子を気にかけてあげるようになり、お世話を通して命の大切さを学ぶことが出来ます。
カーペットをコロコロで掃除すると、ゴミが取れて綺麗になる様子が目で確認でき、達成感を味わえるのでオススメです。